農場づくり お手頃ハムづくり/手作りハムレシピ/燻製なし/すぐに使える
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私はよくハムを作ります。
ハムづくりはとても簡単で
汎用性が高く
楽しく
そしてなによりお肉をよりおいしくいただけます。
手作りハムと聞くと
ハードルが一気に上がるような気がしますが
簡単で
誰でもできる
ハムの作り方を紹介します。
ハムとは
本来、豚モモをさす言葉で
塩漬けにして燻製したものが一般的です。
塩漬けにして熟成させることで旨味がぐっと増します。
朝食に
夕食のスープに
そのままソテーしてなど
何にでも使えてとても便利です。
特に一キロ程度のかたまりをハムにして
家庭用冷蔵庫に保管し
(大き目のタッパ一つ分くらいなので冷蔵庫スペースが空いた時に作ります。)
次の日から少しづつ使うことも可能です。
数週間から数カ月の熟成が本来の作り方ですが
私のハムはお手頃ハム。
燻製もしません。
面倒なことは一切せず
シンプルに美味しく
次の日から使えるものです。
塊りで買っていただいたお客様にも
手作りお手頃ハムづくりをお勧めしています。
お好きな種類の調味料を選び
好きな味と香りに仕上げることができます。
それではレシピを見て見ましょう!
まずは材料から
①豚モモ塊り 1㎏
②塩 2パーセント
③砂糖 少々
④ハーブ お好きなもので 私はタイムとオレガノを使用。
⑤タッパ―などの入れ物
⑥キッチンペーパ―
以上です。
それでは次は作り方です。
まず豚モモ
部位はどこでもお好みで結構ですが
大きく3つの部位に分かれます。
(お客様は購入の際に、「ハムを作りたい!」「外モモが欲しい!」などを備考欄などに記入してください。
ご要望に沿ったお肉を準備いたします。)
まずは外モモ
外モモは繊維が粗目でしっかりした筋肉です。
部位も大きく使用しやすいです。
大きく使うカツやハムにはとても合うお肉だと思います。
次に内モモ
繊維が外モモに比べ繊細で細かくやわらかな部位です。
しっとりと仕上げたいときに使うととても良いと思います。
大きな筋肉のかたまりの為、これも使いやすい部位です。
最後にシンタマ
シンタマの特徴は内モモ同様、細かな筋繊維からできており
しっとりと仕上がります。
しかしながら三つの筋肉に分かれてひと固まりとなっている為
筋肉のスジが通ていてそのまま焼いたりすると口に残ります。
繊維を取る為には3つの部位に分けて使用するかスライスするか
どちらかの使い方となり大きく使用するには不向きな部位です。
しかしとても旨味が強い部位でとてもおいしい。
手間がかかるので使いづらい部位ではありますが挑戦してみるのは良いかもしれません。
私は、主にシンタマを使用してハムを作ります。
特にスジは気になりません。
理由は、塊りでスープにして炊いてしまうか
スライスにして使用する為、スジが気にならずに、旨味が残りとても美味しくいただけるからです。
ハムにはとても向いている部位です。
塊り肉をスーパーなどお店で購入し
状態を見て脂、スジ、膜などを包丁で除去して下準備をします。
何となくで結構です。
②の塩は
豚肉重量の2%を使用します。
1キロの豚肉の場合、20gとなります。
塩加減は好みで調整していただくことが可能ですが
少ないと保存性に欠けます。
減塩はほどほどが良いかと思います。
塩もお好みで
岩塩を使用したり
地中海産の塩を使用したりと
こちらも好みで楽しみ方がいろいろです。
私は、天然物が好きなので海塩を使用しています。
2%の塩をお肉全体にまんべんなくすり込みます。
マッサージする要領です。
お肉の分かれ目などの隙間にもすり込みます。
③の砂糖は
酵素作用でしっとりと仕上げる効果があります。
適量を好みでこれもお肉にすり込みます。
私はこれも天然のものをできるだけ使用し
少し多めに大匙2杯程度をすり込んでいます。
出来上がりに甘みは影響しないのでたくさん使用しても大丈夫です。
次に④のハーブです。
一本気の方は塩のみで
私の様なあれもこれもの方は
ハーブを加えて実験してみるのも良いかもしれません。
・タイム
・ローズマリー
・オレガノ
などを適量すり込みます。
これも好みです。
⑤適宜の大きさのタッパ―に入れて
冷蔵庫に保管します。
一日目:塩分の作用でドリップがでますので
⑥のキッチンペーパーを使用しふき取りをします。
一度は、状態を確認することをお勧めします。
そののちはいわゆる「ほったらかし」
食べたいときに点検して、スライスして
好みの料理に使用する。
とても簡単なレシピですが
保存も効き最強のレシピです。
保存期間も適宜です。
自分で旨味や香りを判断しながら
それもハムづくりの醍醐味です。
キッチンが楽しくなり
友人や家族に自慢したくなります。